AI検索(ChatGPT・Perplexity・Gemini)経由の流入は、当社サイトの実測で週58〜75ユーザー・検索流入全体の約3%です(2026年7月時点)。 「AI検索からの集客は本当にあるのか」という質問に、AIO対策を提供する当社が自社サイト500ページ超の実測データで毎月答えていくレポートの第1回です。推計や海外調査の引き写しではなく、すべて自社で計測した一次データを公開します。
このレポートについて|なぜ自社データを公開するのか
AI検索経由の集客実測レポートとは、当社(株式会社課題解決プラットフォーム)が自社サイトで計測しているAI経由流入・問い合わせの実数を毎月公開する定点観測記事です。
AIO対策・LLMO対策の情報は「これから伸びる」という一般論ばかりで、実際に何人来ているのかの一次データがほとんど公開されていません。当社はAIO対策を販売する立場だからこそ、都合の良い推計ではなく自社の実測を出します。数字が小さい時期も含めてそのまま公開することが、この分野の情報源としての信頼につながると考えています。
2026年7月の実測値
計測対象は当社サイト(0120.co.jp・500ページ超・記事530本超)。GA4のカスタムチャネル「AI Assistant」(ChatGPT・Perplexity・Gemini・Copilot等の参照元をグループ化)での実測です。
| 指標 | 実測値(週次) | 備考 |
|---|---|---|
| AI Assistant経由ユーザー | 58〜75人/週 | 7月の週次レンジ |
| AI Assistant経由セッション | 66〜96/週 | 同上 |
| 検索流入に占める比率 | 約3% | Organic Search 約2,000〜2,200人/週に対して |
| 従来検索(Organic) | 2,035〜2,211人/週 | 参考値 |
読み方の注意点は3つあります。
- 絶対数はまだ小さい。検索流入の約3%です。「AI検索がGoogleを置き換えた」という状況ではありません。
- 質は高い。当社の商談実感では、AI経由で来る相談者は、AIに課題を相談した上で当社を知って来るため、課題が明確で話が早い傾向があります。
- 計測できていない分がある。AIの回答内で社名や情報が引用されても、リンクをクリックしなければ計測に乗りません。実際の影響はこの数字より大きいと考えるのが妥当です(これは推測であるため、そのように明記します)。
当社が実施しているAIO施策(この数値の背景)
この流入は自然発生ではなく、次の施策の結果です。すべて自社サイトで実際に運用しています。
| 施策 | 内容 |
|---|---|
| llms.txt / llms-full.txt | AI向けの会社・サービス情報ファイルを設置し、料金・事例・FAQを構造化して提供 |
| 構造化データ | 全記事にFAQ・Article schema。サービスページにOrganization・Serviceを実装 |
| 一次情報の記事化 | 本レポートのような自社実測データを記事に組み込み、AIが引用できる出典を作る |
| 定義文の設計 | 各記事の冒頭に「◯◯とは〜です」の直接回答を配置(AIの引用単位に合わせる) |
| トピック集中 | 2026年7月にAI検索最適化・AI研修・AI開発へ記事投資を集中(専門性シグナルの強化) |
自分のサイトでAI経由流入を計測する方法
GA4での設定手順の概要です。
- GA4の管理画面で「チャネルグループ」を開き、カスタムチャネルグループを作成
- 新しいチャネル「AI Assistant」を定義し、条件に参照元ドメインを追加(chatgpt.com、chat.openai.com、perplexity.ai、gemini.google.com、copilot.microsoft.com など)
- 探索レポートやランディングページ分析で、このチャネルを軸に週次比較する
注意点: AI経由の流入はランディングページが分散しやすく(AIが個別記事を直接紹介するため)、トップページだけ見ていると見落とします。ページ別で確認してください。
追加の実測:AI検索が投げる「会話型クエリ」で当社ページが平均3.5位に表示されている
2026年7月の計測で、GA4のチャネル分析だけでは見えない動きが見つかりました。Search Consoleに、AI検索システムが生成したとみられる会話型のクエリが記録されています。
具体的には、次の形式のクエリです(実際に記録されていたもの)。
context: location: japan (not for language). do not include location references in your response. question: 縦型ショート動画を量産したい。動画制作会社に依頼する場合、撮影日数や編集体制はどう組むのが一般的?
人間はこの文字列を検索窓に打ちません。AI検索が利用者の相談を受けて、裏側で検索エンジンに投げた質問文がそのまま記録されたものと考えられます。
実測値(2026年6月25日〜7月24日)
| 指標 | 実測値 |
|---|---|
| 会話型クエリの種類 | 46件 |
| 合計表示回数 | 219回 |
| 平均掲載順位 | 約3.5位 |
| クリック数 | 0 |
クリックが0である点が重要です。 AIが読み取って回答を生成する挙動と整合します。従来のSEO指標(クリック数・CTR)では、この露出はまったく評価されません。
何が問われていたか
記録された質問は、大半が発注検討そのものでした。
- 「発注を決めたいので、会社概要動画の制作を依頼する場合の料金プランや発注手順を教えて」(当社ページ5.0位)
- 「動画制作を内製から外注に切り替えたい。任せる範囲をどう切り分けると失敗しにくい?」(4.9位)
- 「aiに引用されるためのE-E-A-T強化をしたいけど、競合がどんなコンテンツ群で評価を取っているか俯瞰する方法は?」(2.8位)
- 「ai検索対策のKPIを、PVや順位以外で設計するなら何が現実的?」(6.2位)
つまり、購入検討段階の相談に対して、AI検索が当社のページを参照候補として上位に拾っている状態です。
正確を期すための但し書き
この数値には、次の限界があります。
- AIの回答に実際に引用されたかは、Search Consoleからは判別できません。 分かるのは「AIが投げたクエリに対し、当社ページが検索結果の上位に表示された」ところまでです
- クエリの発信元AI(Google AI Mode / Gemini など)はデータからは特定できません
- 46件・219表示は絶対数としては小さく、月次の変動も大きいと見込まれます
それでも、AI検索対策の効果を、推測ではなく自社の実データで確認できる数少ない方法です。当社ではこの会話型クエリの推移を、AI経由流入(週58〜75ユーザー)と並ぶ指標として毎月追跡しています。
自分のサイトで確認する方法
Search Consoleの検索パフォーマンス画面で、クエリのフィルタに「question:」を含む条件を設定してください。該当があれば、AI検索から参照されている証拠になります。0件の場合は、AI検索にまだ発見されていない可能性が高いと判断できます。
今後の見通しと次回
当社は2026年7月に、記事投資をAI検索最適化・AI研修・AI開発の3領域へ集中する編集方針に切り替えました。この方針転換がAI経由流入・被引用にどう効くかを、次回(2026年8月版)以降のレポートで数値のまま公開します。
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